日本出版取次協会のお知らせによると、全国一律の発売日にあわせて雑誌や書籍を届けるのが困難になり、地区によって、1日から7日の遅れとなる場合があるらしい。
出版取次というのは、出版社と書店の間をつなぐ流通業者で、出版物の卸問屋的な役割をはたしている。
全国各地の書店で、雑誌や書籍が全国一律の発売日を守って販売されるのは、この取次が発売日に間にあうよう届けているため(もちろん出版社、印刷所が取次にあわせて本を作り上げているわけだが)。
ところが大震災の影響で、物資の配送が被災地を優先、輸送・配達するためのトラックの燃料(ガソリン)不足、計画停電によるコンテナ(鉄道)輸送手段の確保が困難などの理由から、発売日に間にあわせるのが、困難な状況になったとのお知らせを社団法人日本出版取次協会がwebサイトに掲載している。
以下、社団法人 日本出版取次協会のwebサイトからの引用
- 雑誌・書籍の書店様への配送を3/16から3/19までの間は、2日に一度の配達とさせて頂きます。
- 3/22以降の配達は、3/18に状況を見ながら、決定していきます。
- 発売日は地区に依って異なりますが、1日から7日の遅れとなる場合があります。
- 被災地への配達は救援活動を最優先として行いません。
ちなみに現在、社団法人日本出版取次協会には、日本最大手のトーハン、日販を始め29社(平成22年 1月 6日現在)が加盟している。
社団法人 日本出版取次協会:http://www.torikyo.jp/
0 件のコメント:
コメントを投稿