◎ Mac OS Ⅹ 10.8(Mountain Lion)の通知センターの壁紙が気にいらない人のために、通知センターの壁紙を変更する3つの方法。

2012年8月30日木曜日

free soft image Mountain Lion



iOSでも便利と感じていた「通知センター」なので、Mac OSに組み込まれて、さらに便利になったと歓迎している(iOSの場合、ちょっとAndroid OSのパクリの感はあるが)。しかしながら、iOSやLionのログイン画面などに使われだしたこのグレーの布地のテクスチャー( linen.tiff )が、自分の描くMacのイメージとはどうもしっくりこない。
デフォルトの「通知センター」壁紙、右隣は linen.tiffがない場合。右端は変更した一例。

そこで、この画像を変更してみることにした。

(1)「通知センター.app」のリソースの中にある壁紙画像「linen.tiff」を
 同名で置き換える

通知センター.app」のある場所は、 
[ システム ] → [ ライブラリ ] → [ CoreServices ]  の中。

壁紙画像は、「通知センター.app」を右クリックして「パッケージの内容を表示」を選んで開き、 [ Contents ] → [ Resources ]  の中の「linen.tiff」(512px × 512px 約643KBのtiff画像)。
右画像は、「linen.tiff」の原寸、一部。

この「linen.tiff」をどこかに移動しておく。

置き換える画像を作成する。元の画像サイズは縦512px × 横512pxだが、「linen.tiff」の場合、単純な布地のテクスチャーなので、足らない部分をリピートして使用している。「linen.tiff」と同じような単純でリピートしても問題ない絵柄ならいいが、512px × 512pxのサイズのままだと、縦部分の下側256pxほどが、リピートされ、上にきてしまう。

ということで、上下で違いが出る画像では、縦768pxにする必要がある(Mac Book Air 11インチの場合)。横は512pxでかまわない。


縦768px × 横512pxの壁紙画像を作り、「linen.tiff」とリネームして、元の 
[ Resources ] に戻す。
ちなみに画像フォーマットは「.tiff」でなくともかまわない。PNG、Jpegでも「linen.tiff」とリネームすれば表示される。

また、 [ Resources ] 内に「linen.tiff」が存在しないと、代替えで赤い壁紙になる。これはこれできれい(最初の画像、右側)。

 「通知センター.app」を再起動 
Finderを選んでおいて、 [ shift ] + [ command ] + "U" で、 [ ユーティリティ ] を開き、「アクティビティモニタ.app」を起動し、「通知センター.app」を選んで、終了させる。「通知センター.app」はほぼ一瞬で再起動する。

壁紙が変更されていることを確認する。

なお、 [ Resources ] から画像を取り出す際や戻す際は認証が必要。


(2)無料アプリ「Moutain Tweaks.app」を使って変更
「Moutain Tweaks.app」は、フリーソフト(ドネーションウェア)。 

 「Moutain Tweaks.app」の サイトから、下矢印のボタンをクリックする。ダウンロードページに移動する。ここで注意するのは、「Download now」ボタンをクリックするとドネーション(寄付)のページに飛んでしまい、いろいろ面倒くさい。 「Download now」ボタンの下に小さく書かれた「Or just download free here」の「here」をクリックする。

● zipファイルがダウンロードされ、システムが自動で解凍してくれるので、「 Moutain Tweaks.app」「アプリケーション」に入れて起動する。 

「Mountain Lion Tweaks」のタブを選び、
「Change the Notification Center background」[ Yes ]ボタンを2度クリック(ダブルクリックでも間をあけてもOK)。

ファイルを選ぶダイアログが開くので、画像ファイルを選ぶ。 [ 選択 ] ボタンをクリック。

パスワードを求められるので、入力して [ OK ] ボタンをクリック。「Done」と出るので、 
[ OK ] ボタンをクリックして閉じる。壁紙が変更される。  通知センター.appの再起動は不要。

(3)無料アプリ「NCbackgrounder.app」を使って変更
「NCbackgrounder.app」はsourceforgeからダウンロードできる無料のアプリ。

上記からダウンロードされるファイルは、dmg
これをダブルクリックすると、デスクトップにマウントされ、その中にインストーラのパッケージがある。

これをダブルクリックで起動しようとすると、「FileVault 2」により、インストーラがブロックされてしまうので、パッケージを右クリックから、「開く」を選ぶ。「FileVault 2」の確認画面が出るので、 [ 開く ] をクリックすると、インストーラが起動する。画面の指示に従ってインストールし、Macを再起動させる。

再起動後、アプリを起動させると、簡単なアイコンの説明画面になる。画面上左端の「通知センター」アイコンをクリック。
「Customization」の画面になるので、「Notification Center Background」の 
[ Custom ] ボタンをクリックする。

画像を選ぶダイアログになるので、作成しておいた画像を選び、 [ 選択 ] ボタンをクリック。「通知センター.app」の再起動動作は不要で、壁紙が置き換わる。

デフォルトの「linen.tiff」に戻す場合は、「Notification Center Background」 
[ Default ] ボタンをクリックする。

「linen.tiff」の名称を変更してみたが
2つのアプリとも、「linen.tiff」の名称を使って画像を置き換えている。前出のように、PNGでもJpegでも「linen.tiff」の名称を使って置き換わっているので、この場合の「.tiff」というのは、画像のフォーマットというより、「linen」を含めた「通知センター.app」の壁紙を表す決まり事になっているのかもしれない。
手動でもアプリを使った場合でも、画像を置き換えると、[ Resources ] 内の「linen.tiff」のサムネールが変わる。実際に使用した画像フォーマットは、PNGとjpeg 。

試しにフォーマットと名称を別にした画像を [ Resources ] に追加し、ファイルを管理していると思われる「CodeResouces(実体はXMLファイル) 」を開いて、63行目あたりの「linen.tiff」部分を追加した画像の名称、フォーマットに書き換えて保存し、「CodeResouces 」を差し替えて「通知センター.app」を再起動してみたが、あいかわらず「linen.tiff」が使われる。
「CodeResouces 」は、「通知センター.app」 [ Contents ] → [ Resources ] →  [ _CodeSignature ] フォルダの中)