◎ 「Androidタブレット Lenovo IdeaPad Tablet A1」のブートアニメーションを再現してみた。QuickTime の「イメージシーケンス」でムービー作成。

2012年8月20日月曜日

Android image Mac


【 不具合修正・再アップ 】
画像が表示されない不具合を修正して再アップしました。

Androidタブレット Lenovo IdeaPad Tablet A1」をMacに繋いで、DDMSからタブレットの中身を確認していたら、ブートの際のアニメーションのファイルを見つけた。

DDMSについてはこちら:

DDMSのメニューから[ Device ]→[ File Explorer... ]で別画面のFile Explorerを開き、
[ system ]→[ media ]→「bootanimation.zip

このbootanimation.zipを解凍して、「bootanimation」フォルダ→「part1」フォルダに「lenovo-011.png」から「lenovo-062.png」まで52のpng画像が入っている。
このpngひとつが、ブートアニメーションの1フレームになっている模様。

pngをムービーに変換
ImageReady 」を使って、gifアニメーションにしようかとも思ったが、52のpng画像を1点ずつコピー & ペーストするのはとても面倒なので、QuickTime の「イメージシーケンス」を利用することにした。
(使ったMacは、主にMac OS X 10.6.8 、画像加工などでMac OS X 10.4.11)
イメージシーケンス」は、ファイル名が連番になっている画像群からムービーを作成してくれる機能。

QuickTime Player 7.app(pro、バージョン7.6.6)」を起動し、メニューから[ ファイル]→[ イメージシーケンスを開く... ]を選ぶ。

[ 開く ]ダイアログが開くので、画像の入ったフォルダから、もっとも若い番号のふられたファイルを選ぶ(今回の場合は、lenovo-011.png)。[ 開く ]ボタンをクリック。

[ イメージシーケンスの設定 ]が開くので、フレームレートを決める。フレームレートとは、1秒あたりのフレーム(コマ)の数のことで、単位はfps(Frames Per Second)。通常のムービーは30fps程度。今回はやや遅めの「10 フレーム/秒」を選び、[ OK ]ボタンをクリック。

ムービーができ上がる。メニューの[ ファイル ]→[ 別名で保存...  ]を選び、保存ダイアログから「独立再生形式のムービーとして保存」にチェックを入れ、ファイル名、保存場所を決め、[ 保存 ]ボタンをクリックして保存する。拡張子は「.mov」になる。



注意:「QuickTime Player.app」は、Mac OS X 10.6から仕様が変更されたバージョン10(画像左)になっていて、従来のバージョン7のような使い方はできない。

ただ、インストーラDVDからバージョン7をインストールできる。インストールされたバージョン7は「ユーティリティ」に「QuickTime Player 7.app」の名称で入る(このあたり古いことなのでうろ覚え)。さらにプロキーを購入しないと書き出しなどはできない。

ちなみにMac OS X 10.6.8の「QuickTime Player 7.app 」をコピーして、Mac OS X 10.7.4、10.8にペーストすると動作する。

QuickTime のバージョン7やプロキーがない場合


連番になっている画像ファイルからムービーを作成してくれるMac用フリーウェアの「TSBSimpleAnimator.app」を利用すると同様に作成できる。
このソフトの対応はMac OS X 10.4以上。Mac OS X 10.4.11、10.6.8、10.7.4、10.8で動作を確認した。


TSBSimpleAnimator.app」を起動すると、「フォルダから作成」、「空の書類」のどちらを選択画面になる。

フォルダから作成」を選択し、[ 開く ]ダイアログから、連番になっている画像ファイルが入ったフォルダを選ぶ。

すべてのpng画像のフレームが"1"になっていることを確認して、[ 動画書き出し ]ボタンをクリック。保存ダイアログが開くので、動画の品質、フォーマットをデフォルト設定(MPEG4 video、高画質)のまま、保存場所、ファイル名を決めて、[ 保存 ]ボタンをクリック。ムービーができ上がる。拡張子は「.mov」になる。


FLVに変換
でき上がったムービーの拡張子はMac用の「.mov」なので、汎用性の高い「.flv」に変換。

QuickTime Player 7.app」からムービーを開き、メニューの[ ファイル ]→[ 書き出す... ]を選ぶ。保存ダイアログが開くので、「書き出し:」から「ムービーから Flash Video(FLV)」を選ぶつもりだったが、見当たらない。
バージョンは近いが微妙に違っている。
そこでを「.flv」に変換は、Mac OS X 10.4.11の「QuickTime Player .app(バージョン7.6.4)」で行った。「書き出し:」から「ムービーから Flash Video(FLV)」を選び[ 保存 ]ボタンをクリック。FLVムービーができ上がる。

webでムービー公開
webでムービー公開する方法はいろいろあって、以前はAPIやらjavascriptやらいろいろ面倒だった。最近では、もっとも簡単な方法として、html5の<video>タグを使う方法がある。
(例)<video src="ムービーファイル名.flv " controls> </video>
ただ、ブラウザの対応については、ムービーのフォーマットによるところが大きく、Firefoxでは .htaccessファイルの書き換えが必要など、今のところまともに使えない。

上のタグだけで、試しにFLVを表示するページを作ってみたが、うまく動くのはMacのSafariくらいに限られる。

結局、Youtubeを利用させてもらうことにした。

以下が今回作成したムービー
上が、通常のムービー、下が通常のムービーに逆再生ムービーを合わせたもの。

実際の「Lenovo IdeaPad Tablet A1」のブートアニメーションは、Lenovo のロゴを挟み、このムービーを繰り返し再生している模様。





web用(携帯用、iPhone用、PCのweb用)に一括変換する裏技(?)
QuickTime Player.app(バージョン10)」を使って、movを開き、メニューの[ ファイル ]→[ web 用に保存... ]を選ぶ。ダイアログが開くので、「バージョンの用途」をすべてチェックし、[ 保存 ]ボタンをクリック。フォルダに書き出される。


このフォルダ→[ Resources ]→[ images ]の中に携帯用、iPhone用、PCのweb用に変換されたムービーがある。PCのweb用の「.m4v」は、元の「.mov」と縦横のサイズは同じだが、ファイルサイズは、わずか168KB。元の「.mov」が1.8MBだったので10分の1以下のサイズになっている。

本来の用途とは少し違うかもしれないが、「QuickTime Player 7.app」の[ 書き出す... ]で、用途ごとに変換するよりもずっと早く、しかもweb用により適正化される。

TSBSimpleAnimator.app
TSB program system:http://tsbps.com/