◎ Windows 10 のライセンス認証の状態を確認する

2019年9月11日水曜日

Windows 10 アカウント ライセンス


◎ Windows PCのライセンス認証に必要なプロダクトキーの確認方法」で、必ずプロダクトキーが表示されるとは限らない。本来表示されるはずの位置になにも表示されないケースもある。

次の画像は、上側がコマンドプロンプトを使って、そのPCの中に保存されているプロダクトキーを表示させたもの。下側は同じくコマンドプロンプトを使って、別のPCのプロダクトキーを表示させようとしたが、こちらは表示されない。



プロダクトキーが表示されない場合のライセンス認証は次が考えられる。

  • ライセンス認証されている。デジタル ライセンス(デジタル登録情報とも呼ばれていた Windows 10 におけるライセンス認証方式)によって認証されているか、何らかの理由でPC内にプロダクトキーが保存されていない。
  • ライセンス認証されていない。

Windows 10 のライセンス認証の状態を確認する

[スタート]ボタンを左クリック → [設定] → [更新とセキュリティ] → [ライセンス認証] と順に選択していき、「エディション」の下の「ライセンス認証」の右側記載を確認する。

(1)次の画像のように「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」となっていれば、プロダクトキーに替わる「デジタル ライセンス」により、Microsoft アカウントにリンクされているので、後にハードウェアの大幅な変更を行っても、ネットに接続し、自動もしくはライセンス認証のトラブルシューティング ツールを使って、プロダクトキー無しで Windows の再ライセンス認証を行うことができる。

(2)この記載が、「Windows はデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」の場合は、デジタル ライセンスによってライセンス認証されているが、Microsoft アカウントにリンクされていないので、既存のMicrosoft アカウントか、新規にMicrosoft アカウントを作成してリンクする必要がある。リンクされれば(1)と同じ状態になる。

(3)この記載が、単に「Windows はライセンス認証済みです」の場合、プロダクトキーでライセンス認証されている。(2)と同様にMicrosoft アカウントとリンクさせる必要があり、リンクされれば(1)と同じ状態になる(この状態に該当するPCを所有していないので画像は無し)。

(4)この記載が、「Windows はライセンス認証されていません」の場合は、未認証で、その問題点の説明を示すエラー メッセージが表示される。別途 Windows 10 の購入が必要になる場合もある。

上記の(2)と(3)のケースで Microsoft アカウントとリンクさせる

  • [スタート]ボタンを左クリック → [設定] → [アカウント] → [ユーザーの情報] と順に選択していき、サインインしているユーザーの情報を表示する。

  • Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されている場合、このユーザーの情報は、"ユーザー名"、"メールアドレス" 、"管理者"と3行で表示される。

    リンクされていない状態の(2)と(3)の場合では、"メールアドレス"の部分が、"ローカル アカウント" になっているはずなので、この表示の下のほうの「Microsoftアカウントのサインインに切り替える」をクリックする。
  • サインイン」の画面になるので、Microsoft アカウントのメールアドレスを入れ、[次へ]をクリックして、次へ進む。このとき Microsoft アカウントを持っていない場合は、[作成]をクリックして新規に作成し、後は同様にして次へ進む。

    新規作成の詳細は次を参照
    ◎ デジタル ライセンスとリンクさせるため、Microsoft アカウントを新規作成

  • [パスワードの入力] の画面になるので、Microsoft アカウントのパスワードを入力して、[サインイン] をクリックする。

  • Microsoftアカウントのサインインに切り替わると、Microsoft アカウントとデジタル ライセンスがリンクされるので、 [ライセンス認証] 画面に移って、「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」と表示されているか確認する。


Source: Microsoft サポート