◎ Windows 8.1アップデートがリリースされたので、ちょっと非力なノートPC・HP2133を無償アップデートしてみた

2013年10月20日日曜日

PC Windows 8


Windows 8 Proがなんとか動くといった感じのHP2133だったので、8.1にアップしたら動作が少しましになるかも…と思い試してみた。Windows 8がインストールされている機種は無償で8.1にアップできる。

Windows 8 Pro
Windows 8.1 Pro


ネットの情報から、Windows 8.1アップデートは「ストア」画面の左端に現れる、ということだが、HP2133では出ない!

ヘルプを見ると、どうやら更新プログラムの「KB 2871389」が適用されていないといけないらしい。Windows機はもっぱら「7」を使っていて、「8」は触る機会が少なく、自動更新もしていなかったため、適用していない更新が溜まりに溜まっている状態だった。この更新を入れるだけで半日近く費やしてしまった。

なんとか更新のインストールが終わり、やっと「ストア」に大きな「無料でWindows 8.1に更新」と書かれたWindows アップデートのバナーが現れた。

これをクリックすると、「Windows 8.1Pro with Media Center」(自分のHP2133の場合)ダウンロードの画面が表示される。「ダウンロード」ボタンをクリックするとダウンロードとインストールが開始される。ダウンロードサイズは自分の場合、2.63GB 。

アップデートが開始されたが、ダウンロードとインストールの進捗がほとんどわからない。頻繁に点滅するアクセスランプがたより。

更に半日近くかかってやっとWindows 8.1の「ライセンス条項」の画面が表示された。これに同意すると次へ進む。同意しない場合は、前のバージョン(私の場合はWindows 8 Pro)が復元される。

続いて「設定」、「お使いのアカウント」、「Microsoftアカウントへのサインイン」、「情報の保護にご協力ください」などに進み完了。

念のため、「システム」を開いてエディションを確認。「Windows 8.1Pro with Media Center」になっている。


Windows 8 ProとWindows 8.1 Proの主な違い
(Windows 8のときの更新プログラムを数多く追加したので、それで変更されたものもあるかもしれない)

HP2133の動作が軽くなった
Windows 8のときよりもかなり軽い。特に画面移動が。また、Vistaが入っていた頃に比べると、別の機種と見間違える程軽い。

待望のスタートボタンが復活した
従来(7以前)のスタートボタンは当然デスクトップにあったわけだが、Windows 8.1の場合はデスクトップに限らず、どの画面でも画面左下へマウスのポインターを移動すれば、スタートが現れる。

・スタートを左クリック
スタート画面へ移動する。スタート画面からスタートを再度クリックすると、移動前の元の画面に移動する。

・スタートを右クリック
従来のWindowsのように「システム」、「コントロールパネル」「シャットダウン」などの各項目へのリンクがポップアップする(= どの画面からでもシャットダウンできる)。

・スタートにカーソルをのせたままにしていると
「ストア」や「検索」などの画面が開いている場合、左端に" ]"の形が開いてる数だけ表示される。

そのまま左端に沿ってマウスのポインターをあげていくと、「ストア」や「検索」などの画面やアプリが名前付きアイコンとして表示される。

そのアイコンを左クリックすれば、その画面に飛ぶ。

また、各アイコンは右クリックから、その画面そのものを閉じることもできるし、画面によっては、現在の画面と入れ替えや、画面を半分ずつにして、左側、もしくは右側に並べて表示することもできる。これらの動作は、アイコンをドラッグしても同様になる。


ちなみに、デスクトップ上で開くアプリやウィンドウは、デスクトップとしてひとつのアイコンにくくられる。

また、左上の隅にマウスカーソルを移動させると
直前に使っていた画面のアイコンが現れ、左クリックで移動できる。同じことを繰り返せば、さらにひとつ前の画面に移動する。右クリックから、入れ替え、左に挿入、右に挿入を選べる。

スタート画面の下にボタンがついた
これをクリックすると、アプリの一覧が表示される。

アプリの一覧は、名前の下に水色で「NEW」と表示された機能アプリなどが追加されている。また、「コントロールパネル」、「コマンドプロンプト」、「エクスプローラー」などもここに表示されている(上画像の右へスライド)。

どちらの画面でも、画面部分を右クリックすると下側右に「カスタマイズ」ボタンが表示される。このボタンを左クリックして、アイコン群のグループ名を付けたりできる。

その状態から各アイコンをクリックすると、下側にカスタマイズ用アイコンが追加され、そこから「アンインストール」などができる。なお、アプリの属性により、追加されるカスタマイズ用アイコンは違ってくる。

カスタマイズの終了は、画面を再度左クリックする。

システムログインのパスワード
以前の利用ユーザアカウントからMicrosoftアカウントになった。インストール後のWindows 8.1起動時設定でなにか変更してしまったのかもしれないが。

Internet Explorer のバージョンが10から11に
仕事のブラウザの振る舞い確認用として、v10のままにしておきたかったので、Windows 8では「新しいバージョンを自動的にインストールする」のチェックを外しておいたが、OSアップデートでv11になるとは認識不足だった。残念だが仕方ない。元に戻す方法を模索中。


些細なことだが、前の壁紙が使えない
Windows 8のとき、システムに用意されていた壁紙を使っていたが、アップデート後、その壁紙がなくなっていて選ぶことができない。Macでは、アップデート時に壁紙が引き継がれないといった事態に遭遇したことはない。

私の環境のみだが、問題も生じた
ファイルサーバーとして使っているPogoplug(接続HDD 3台)のひとつのHDDにWindows 8.1からファイルを追加したところ、Mac側からそのHDDにアクセスできない不具合が発生した。Windows 8のとき、同様にファイルを追加して問題はなかった。また、そのHDDをPogoplugから外して、MacにUSBで直に接続すると正常にアクセスできる。Windows 8.1でネットワークの接続方式が変わったのかもしれない。さらに検証が必要。

以上、ファーストインプレッションとして、簡単にまとめてみたが、8.1になったことで、サードパーティーのソフトの力を借りることなくどの画面からでもシャットダウンできるなど、使いやすくなったことは間違いない。