◎ Dropbox を無料アカウントで利用していると、容量はわずか2GBしかないので、Androidタブレット Lenovo IdeaPad A1とMacを使い、Camera Uploads機能で3GB分増やしてみた。

2012年10月15日月曜日

Android Mac クラウド



Dropbox は、かなり以前から利用しているが、他の無料オンラインストレージが容量も多く、使い勝手も良いことから、最近は使う機会があまりなかった。ところが、Dropbox はリッチテキスト(.rtf)ファイルの扱いが優れていることに気づき、これからまた多用することになりそうなので、とりあえず無料で使える容量を増やすことにした。
Dropbox の無料で使える基本の容量はわずか2GB、これまでに獲得したボーナス容量を加えても、3GBに届かない。

無料の容量を増やす方法はいろいろあって、最大で20GB近くまで増やすことができるようだが、面倒なものが多い。

チュートリアルの「はじめに」を利用して増やしていくのは、 使い方の学習を兼ねているのでともかくとして、友人を招待する方法などは、 自分の意思だけでは完了できないし、クイズ形式のQuestでも増やせるが、不定期なイベントだし、出題が英文のみなので時間を要してしまう。

とりあえず他のオンラインストレージの平均的な容量の5GBもあれば良いので、Camera Uploads機能を利用することにした。Camera Uploadsは、比較的最近になって追加された機能(Dropbox.app v1.4.7の頃から)だが、500MGの写真やムービーのファイルをアップロードするごとに500MGの容量が追加される。上限は3GBまで。

Camera Uploads機能の使い方
基本的にはモバイルのカメラロールを対象にしたものなので、自分の場合は、Androidタブレット Lenovo IdeaPad A1をMacに繋いで行った。

利用したMacは、Mac OS X 10.6.8、Dropbox.app  v1.4.12 をインストール済み。Dropbox.appを起動させておき、設定から、「Dropbox カメラインポートの有効化」をチェックしておく。

タブレットの外付けSDカードの「DCIM」フォルダを有無を確認する。もし無ければ、手動で作成する。

「DCIM」フォルダの中に、写真かムービーのファイルを合計で3GB分入れておく。
3GBの容量の空きが無ければ、小分けしてもかまわない。自分の場合は、ムービーファイル(拡張子mp4とflv)を4つ計2.18GBを入れておいた。

外付けSDカードを差し込んだタブレットをUSBケーブルでMacに接続する。

「Dropbox カメラアップロード」のダイアログ画面が表示されるので、「インポートの開始」ボタンをクリックする。

ちなみに、Camera Uploads機能の上限に達している場合(多分)は、ダイアログ画面が表示されずに自動でアップロードが開始される。

ファイルのアップロードが開始され、アップルメニューのDropboxアイコンがカメラ型に変わる。

ファイルをアップロードが終わって、Dropboxアイコンが元に戻っても直ぐに容量は増えない。アップロードしたファイルが同じアカウントで同期している他のデバイスでインデックス化されるまで容量は元のまま。Camera Uploadsの場合、アップするサイズが大きいのでやや時間がかかる。翌日まで放置しておくくらいの気長さが必要。

容量が増えたら、アップしたムービーファイルは削除してフリーエリアを確保する。
なお、今回増えた容量は2.5GB(少し前にCamera Uploadsでアップした写真の分が430MB位で計2.6GB程)。また、今回の増量以前に、チュートリアルやその他で増やしているため、今回増やした2.5GBを含むボーナス記憶領域は3.42GB、基本の2GBを合わせて、5.42GBになった。

「ボーナス記憶領域」のページで、ボーナスのタイプと獲得した記憶領域の内訳を確認できる。
ボーナス記憶領域のページへは、「ボーナス記憶領域」タブを選ぶか、ログインした状態で以下のURLで直接移動する。

Camera Uploadsという名称だが
今回はAndroidタブレットを使ったが、SDカードやUSBメモリなど外付けメディアだけでもかまわない。外付けメディアの中に「DCIM」フォルダを作り、そこにファイルを入れ、MacやPCにDropboxアプリを起動させておいて、接続すれば、「Dropbox カメラアップロード」のダイアログ画面が表示され、アップロードができる。

Camera Uploadsの上限3GBまで残り0.5GBあったので、実際にSDカードのみを使って500MBのムービーファイルをアップし、3GBまで増やした。その結果、すべてを合わせると、5.92GB。

なお、このボーナスタイプ「Camera Uploads」のコメントは、上限の3GBに達する前は、「カメラアップロードの使用を続けて、もっと多くの記憶領域を獲得しましょう!」となっているが、上限に達すると、「カメラアップロードの使用に対するボーナス」に変わる。

Dropboxの使い方の勘違い
今回Dropboxの容量を他の無料オンラインストレージ並に増やしたが、容量が大きければ大きいほど使いやすいとは限らない。

Dropboxは、同期しているすべてのPCにも同じ容量が必要になるため、大きなファイルを保存した場合、同期しているPCも時間的、物理的なリソースを大きく消費する。有料の大容量契約していて、新しいPCにDropboxアプリを入れて初めて同期する場合、とんでもない時間がかかるはず。

追記:
その後、紹介した友人がDropboxアプリをインストールし、登録してくれたので、ボーナス記憶領域が500MB増え、合わせて6.42GBに。