早速、ローマ字入力に特化した新しいキー配列の「Godan」を試 してみた。
● キーボードの主要なキーは真ん中に集中していて、指の移動の範囲が狭く、無駄な動きが少ないので早く打てる。7インチのタブレットの場合は、両手持ちで、左手親指で母音、右手親指で子音という使い方もできた。
● QWERTY配列に比べると、キーの数がかなり減った。濁音、半濁音はどうするのかと思ったら、濁音、半濁音なしで、入力すれば、候補に濁音、半濁音付きのものも候補に出てくる。例えば、「がんばれ」と入力したい場合、「かんはれ」と入力して、「頑張れ」や「がんばれ」、「ガンバレ」などが候補に出てくる。
もちろん、各子音のキーをフリックすれば、濁音、半濁音を直に入力することもできる。フリックの際、キーは指で隠れてしまうことが多いので、明確にキーの上に表示される仕組みになっている。下画像の左は「K」を右フリック、右は「H」を上フリックしたところ。
キャ、キュ、きょなどの拗音のひらがな小文字を入力する場合も、「K」+「Y」+「A」などと打てば候補が出てくる。
「フォ」などと入れる場合は、「H」+「U」+「O」+「大⇔小」をタップ、もしくは「H」を上フリック→「F」+「O」で入力できる。
「ー(長音符)」の入力は「M」右フリック。句点「。」は、「R」左フリック。読点「、」は、「R」下フリック。スペースは独立した「スペース」キーをタップ。
数字は、薄い文字色で見にくいが、下画像の範囲(携帯などと同じく 1〜9と0)のキーを下フリックで入力できる。
ちょっと気になったのは、文章修正などで、「が」とか「ざ」の平仮名を単独で入力したいとき、「か」、「さ」と打っただけでは候補に出てこない。「K」や「S」を右フリックで「G」、「Z」にしてことなきを得た。また、濁音は「大⇔小」右フリックで、半濁音は、「大⇔小」左フリックで出すこともできる。一度出しておけば、次回からは「か」、「さ」と打つだけで出てくる。
● 全体的には、変換候補の数が絞られ、語句によっては大幅に少なくなった。これは、濁音、半濁音付きの場合の変換候補を追加するための措置かもしれないが、「とうきょう」と入力して、候補にあまり聞いたことのない字句が並ぶのに「東京都」が出てこないなど、ちぐはぐな面もある。
また、「きようかいせ」と入力すると、変換候補に「境界線上のホライゾン」とアニメタイトルが出てくるあたり、トレンドな言葉にはぬかりない面もうかがえる。
● 以前から、修正の際のカーソルの位置合せが気持ち良くできなかったが、アップデート後に更にやりにくくなった気がする(Catchアプリなどで特に)。タップするととんでもない所へ飛んたり、ずれたカーソルをドラッグしてもすんなり目的箇所に移動してくれない。
また、キーをホールドすれば、キーフリックのときと同様、ホールドしているカーソルキーを上に表示して、高速に移動する。
最初の印象はケータイ配列のままローマ字入力に変えただけのように見えたこの「Godan」だが、実際に使ってみると、思っていたよりもはるかに使いやすい。
対応はAndroid2.1以上。
Google Play「Google日本語入力」:
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