
現在のバージョンは、Beta2。Beta1のときと比べて、表示が日本語に対応したらしい。
● とにかく表示が綺麗
全体の雰囲気も、メニューやメニューのサブウィンドウのアイコン表示なども洗練されたデザインで使っていて心地良い。
● ユーザーの使い勝手がよく考えられている
すべての機能がアプリ画面下側の5つのアイコンに集約されていて、ハードウェアキーの「メニュー」ボタンをタップする必要がない。
Androidを使っていて、もっとも違和感を感じるのが、このハードウェアキーの「メニュー」ボタンや、「戻る」ボタン。特にIdeaPad A1の場合は、これらのボタンがタッチパネルの一部で、普段は消灯しているため位置が分かりづらく、イラッとなることがある。
アプリによっては、単なる設定だけでなく、各種操作にこれらのキーを使うものがあるが、「Solid Explorer」の場合は画面内で完結できる。小さなことかもしれないが、iOSに慣れた者にはとてもありがたい。もちろん、ハードウェアキーの「メニュー」ボタンをタップすることも可能、その場合は画面内の「メニュー」ボタンをタップしたのと同じ動きになる。
● よく使うSDカードの位置が分かりやすい
Lenovo IdeaPad A1の場合、外付けのmicro SDカードが内蔵のSDカードの下のディレクトリになっていて、最初はなじみにくいものだった。
多くのファイル管理アプリの表示では、「ホーム」ポジションが内蔵のSDカードを指し、パスは「/mmt/sdcard」。外付けSDカードのパスは「/mmt/sdcard/removable_sdcard」といった表示の一方で、タブレット自身の「設定」では、removable_sdcardが「SDカード」、内蔵のSDカードを「internal SD card」と表示したりして、「SDカード」という名称がどちらを指すのか混乱させる一因になっていた。
「Solid Explorer」では、内蔵のSDカードをスマホアイコン付きの「内部ストレージ」、外付けのSDカードが、micro SDカードのアイコン付きの「SDカード」となっていて、他のフォルダアイコンと明確に区別できるようになっている。特に「SDカード」はよく使うだけに、一目で分かるこうした工夫に好感がおぼえる。
● ディレクトリ移動で迷うことが少ない
画面上にパンクズリスト風にアイコンや日本語表示(前記のメインになる階層は)で、ディレクトリが分かりやすく表示される。
逆に現在のディレクトリをパスで知りたければ、Androidアイコンをタップすると、パスを表示してくれる。
● ジャンプが便利
下側アイコンの「ジャンプ」から、「デバイス」を選ぶと、「システムルート」、「内部ストレージ」「SDカード」に一発で飛べる。
また、「フォト」を選べば、「/mmt/sdcard/DCIM」へ、「ダウンロード」を選べば、「/mmt/sdcard/Download」へ移動できる。
「ネットワーク」では、FTP接続やクラウドなど、ネット経由の接続方法がまとめられている。
「ブックマーク」は、登録したネット経由の接続先や、ローカルのディレクトリに飛べる。
ローカルのディレクトリをブックマークする方法は、「メニュー」→「ブックマークの管理」で「+」ボタンをタップして「ディレクトリを選択」から登録、またはディレクトリ表示のフォルダアイコン以外の名称部分を長押しして、表示されるダイアログから「ブックマーク」を選ぶ。
● ファイルをドラッグ & ドロップで、移動やコピーができる
画面を橫表示にすると、ディレクトリを並べた2パネル(2カラム)表示ができる。
その状態で、ディレクトリ(フォルダ),ファイルのアイコン部分を長押しして、2パネル相互にドラッグ & ドロップで移動やコピーができる。MacやWindowsでは当たり前の動作だが、Androidアプリではこういった動作ができるものは多くない。このときの動作(移動かコピー)は設定から変更でる。
縦長の1パネル画面のままでも、ドラッグ & ドロップで移動やコピーが可能。表示内のディレクトリ(フォルダ)へはもちろん、右の画面外へドラッグすれば、2パネルのときのもう一方のディレクトリに移動またはコピーができる。
また、フォルダアイコン以外の名称部分を長押しして 現れるダイアログから、「パネルへ移動 ->」、「パネルへコピー ->」を選べば、2パネルのときのもう一方のパネルに移動、コピーができる。
ちなみに、2パネル表示にした状態から、縦長1パネル画面表示にすると、最後に操作したパネルの方が表示される。
前記と同じダイアログから、「アーカイブ」を選べば、zip圧縮ができる。その際、「パスワードを設定」にチェックを入れると、下にパスワード入力欄が表示される。
zip圧縮されたファイルを長押しして表示させたダイアログには、zipを解凍する「展開」、「展開先 ○○(展開先名称)」が表示される。
● クラウドにファイルをアップ
前期と同じダイアログから、「送信」を選べば、クラウド(オンラインストレージ)などにファイルを送ることができる。
また、同じダイアログから、他のアプリと同様の「開く」、「切り取り」、「コピー」、「名前の変更」、「削除」、「プロパティ」なども選べる。
● Android端末をFTPサーバーにする機能
共有用のディレクトリ(例ではを「/mmt/sdcard/」)を決め、下側の「メニュー」から、「ファイル共有」を選ぶ。「FTPサーバー」の画面が表示されるので、パスワードを決めて入力し、「開始」ボタンをタップする。ステータスが「アクティブ」に、ボタンは、「停止」のみタップできる状態にかわる。
LAN内のMac( Mac OS Ⅹ 10.6.8 )から、FTPソフトの Cyberduck.app(v4.2.1)
を使い、無線LANでFTP接続して、ファイルを出し入れしてみた。
「サーバ:」を「192.168.0.7」、「ポート:」を「9999」、「ユーザ名:」を「admin」にして、 Cyberduck.appのブックマークアイコンをダブルクリック。「ユーザ名:」が「admin」のパスワードを聞かれるので、「FTPサーバー」で入力したパスワードを入力。
以上の操作で接続して、ファイルを出し入れできる。
下画像は、Cyberduck.appで開いた「/mmt/sdcard/」ディレクトリのファイル一覧。
いちいちUSBケーブルで接続する面倒がなくて便利だが、 IdeaPad A1のWi-Fi接続が不安定なのが難点。
下画像は、Cyberduck.appで開いた「/mmt/sdcard/」ディレクトリのファイル一覧。
いちいちUSBケーブルで接続する面倒がなくて便利だが、 IdeaPad A1のWi-Fi接続が不安定なのが難点。
● 各種カスタマイズ
✽縦画面、橫画面ごとにアイコンサイズ、表示テキストのサイズをプレビューを見ながら変更できる。ただ、縦画面、橫画面の切り替えが、ちょっと分かりづらい(下画像左)。
「メニュー」→「設定」→「外観」→「一覧をカスタマイズ」から。
✽アイコンの色合いを変更できる(下画像右)。
Google Play 「Solid Expoler Beta2 」:
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