◎ [ Mac 初心者向け ] Mac のスクリーンショットの撮り方の基本(2)10.14 Mojave 以降篇

2019年12月11日水曜日

Mac macOS tips


(1)でも書いたが。Mac のスクリーンショットの撮り方は、かなり古い OS から共通だったが、最近の macOS 10.14 Mojave 以降(現時点で、Mojave と macOS 10.15 Catalina )では、新しい撮り方が追加された。


今回は、Mojave 以降だけの撮り方を取り上げる。すべての Mac で使える撮り方は次から。
スクリーンショットの撮り方の基本(1)すべての Mac OS 篇

macOS 10.14 Mojave 以降専用のスクリーンショットの撮り方

Mojave 以降では、[ shift ]+[ command ]+[ 5 ]の同時押し(キーボードショートカット)で、「スクリーンショット.app 」が起動して、多機能なスクリーンショットを撮ることができる。

キーボードショートカットを覚えるのが苦手な人は、このアプリを Dock に追加しておけば、ワンクリックで起動できる。アプリの場所は[アプリケーション]の中の[ユーティリティ]にあるので、ここからアプリのアイコンを Dock にドラッグするだけで利用できる。

スクリーンショット.app 」が登場した Mojave 以降、「スクリーンショットで画面を撮る」という言い方をしたとき、このスクリーンショットとは「スクリーンショット.app 」のことを指すらしい。

なお、「スクリーンショット.app 」は、macOS 10.13 High Sierra まで同じ[ユーティリティ]フォルダに存在していた「グラブ.app 」の後継のアプリになる。

[ shift ]+[ command ]+[ 5 ]
  起動したスクリーンショット.app のオンスクリーンコントロール


オンスクリーンコントロールのオプションの内容
「オプション」をクリックで、表示される。

画面全体を取り込む(画面全体を撮る)
の「画面全体を取り込む」アイコンをクリックする。ポインターがカメラに変わるので、画面の任意の場所でクリックするか、の「取り込む」をクリックする。

取り込みの後に画面右下にサムネールが少しの間表示される
の「オプション」で、「フローティングサムネールを表示」にチェックが入っている場合に表示され、以下のように機能を選択できる。このサムネール表示は他の取り込みにおいても同様になる。

・スクリーンショットを編集する場合は、サムネールをクリックする。
[ option ]を押しながらクリックすると、保存先変更、スクリーンショットをアプリで開く、スクリーンショットを保存せず削除などが選べる。
・サムネールをドラッグして、書類や他のフォルダ、Finderのウィンドウ、メールなどのアプリ、ゴミ箱に移動できる。
・サムネール表示された後、何もしければ保存先(デフォルトではデスクトップ上)に自動で保存される。デフォルトのファイル名は、「スクリーンショット + "日付" + "時間" .png」となる。
・スクリーンショットのキャンセルは、[ esc ]キーをクリック。

選択したウィンドウを取り込む(ウィンドウを撮る)
の「選択したウィンドウを取り込む」アイコンをクリックする。
の「取り込む」が消え、ポインターがカメラに変わるので、そのまま目的のウィンドウを選んでクリックする。

選択部分を取り込む(選択した範囲を撮る)
の「選択部分を取り込む」アイコンをクリックする。
画面に選択範囲が表示されるので、四隅、四辺にある丸いポイントを移動させて、範囲を決める。
の「取り込む」をクリックする。

画面全体を収録(画面全体の動画を撮る)
の「取り込む」が「収録」に変わるので、これをクリックして収録開始。
収録の停止は、画面上部のメニューバーの停止アイコン(収録開始で現れる)をクリック、または、[ conrol ]+[ command ]+[ esc ]のキーを同時押し。

選択部分を収録(選択した範囲の動画を撮る)
の「取り込む」が「収録」に変わる。
画面に選択範囲が表示されるので、四隅、四辺にある丸いポイントを移動させて、範囲を決める(静止画像の「選択部分を取り込む」と同じ)。
収録」をクリックして収録開始。停止は、「画面全体を収録」と同じ。

実際に選択部分を収録した動画サンプル
movファイルになるので、アプリで小さめののmp4に変換している。古めのMac用 Chrome で動作を確認したが、Windows や その他のブラウザでは未検証なので、動かない場合は悪しからず。