私自身、液晶の劣化というと、iBookのヒンジ部分の断線による画面全体の白トビや、Windows ノートで端が黒く全体に暗くなったものなどを経験している。
今回の知人のMac Bookの場合は、
(1)薄い色(明度の高い色)が見えない。
(2)そのため、淡い色で構成されたデザインの確認ができなくなった。
(3)微妙なデザインの確認以外では、ほぼ今までどおりに使える。
液晶の劣化にしては、(3)のが今までどおりに使える、というのがひっかかるが、とにかく見てみないと始まらない。
白いポリカーボネイトのボディーに薄い黄ばみを感じるが、キーのがたつきも無くしっかりしたMac Bookで、「明度の高い色が見えない」と言われなければ気づかないほどきれいな液晶画面だった。Mac OSのバージョンは10.6.8。
通常のMacの液晶なら、下のほうの明度の高い部分まで色が見えるはずだが、確かにとんでしまって白に見える。
しかし、液晶がややぎらついて、いわゆるハイキーな感じにも見える。
どうも、コントラストの設定が怪しい。そこで、「システム環境設定」の「ユニバーサルアクセス」を開いてみることにした。
「システム環境設定」→「ユニバーサルアクセス」→「視覚」タブ→「表示:」のコントラストのスライダーが本来の「通常」の位置から一目盛り右にある。これを「通常」に戻してみた。
単に画面のコントラスト設定が高かっただけで、コントラストを「通常」にすれば、明度の高い色もしっかり表示された。
ちなみに、画面のコントラストを上げるショートカットキーコンビネーションは、
「command」+「option」+「control」+「.(ピリオド)」
画面のコントラストを下げるショートカットキーコンビネーションは、
「command」+「option」+「control」+「,(カンマ)」
ご本人はユニバーサルアクセスを触った覚えがないということなので、 なにかのときにショートカットキーコンビネーションを打ち間違えてしまったか・・・
ま、原因はともかく、とりあえず、このMac Bookは今しばらく使えそうだ。
しかし、デザインの確認など仕事で使うなら、別途新しいMacも用意しておいたほうが良いかもしれない。
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