利用するソフトの都合で、古い OS(Snow Leopard v10.6.8)まま使ってきた Macbook Pro だったが、いろいろ情況が変わり、古い OS を維持する必要が薄れたので、今さらながら Yosemite(v10.10) にアップグレードしてみた。
なお、インストール先の古い Macbook Pro(以降「Macbook(old)」と呼ぶ)だけを使っておこなうことも可能(appなど画面は少し違うが)。
https://support.apple.com/kb/DL1572?locale=ja_JP
ハード自体もかなり古いので、最新の Big Sur(v11.3) や Catalina(v10.15) などには非対応で、High Sierra(v10.13)が対応 OS の限度になる。他に所有する Mac の OS との兼ね合いや、古いソフトの利用継続も考えて、Yosemite を選んだ。
Yosemite にアップグレード
Yosemite のインストーラを入手
● 過去投稿の「◎ Mac の OS(macOS Big Sur から OS X Yosemite まで) のダウンロードページのまとめ」 のページの最下段にあるリンクから「InstallMacOSX.dmg」をダウンロードする。 なお、Yosemite の dmg ダウンロードから、USBメモリのインストーラ作成までは、別の新しい Macbook Pro(OS は Big Sur・以降「Macbook(new)」と呼ぶ)でおこなった。なお、インストール先の古い Macbook Pro(以降「Macbook(old)」と呼ぶ)だけを使っておこなうことも可能(appなど画面は少し違うが)。
● ダウンロードした「InstallMacOSX.dmg」(Big Sur上では、5.7GBほど)をダブルクリックしてマウントする。なお、画像は、dmg をダウンロード後に「OS X Yosemite」と名付けたフォルダに入れた状態のもの。
● マウントしたボリューム(次の画像上側)を開いて、中の「InstallMacOSX.pkg」をダブルクリックする。
● パッケージがソフトウェアをインストールできるか判断するプログラムの実行についての画面が出るので、[許可]をクリックして閉じる。なお、ここで言う「インストール」とは、「OS X Yosemite インストール.app」の作成を指している。
● その後の「● 始めに」画面では、[続ける]をクリックして、「● インストールの種類」画面に移る。複数のインストール先があり(デフォルトは起動ボリューム)それを変更する場合は、[インストール先を変更…]をクリックして、「● インストール先」画面に移って変更する。変更がなければ、そのままで下側の[インストール]をクリックする。
● パスワードを要求されるので、入力して[ソフトウェアをインストール]をクリックすると、インストールが始まる。
● 少ししてインストールが終了すると、「OS X Yosemite インストール.app」というアプリが[アプリケーション]フォルダに追加される。
インストーラ用USBメモリの準備
USBメモリのサイズは 8GB 程度あれば足りると思うが、手持ちの空いている USBメモリは 32GB(USB3.0)のものしかなかったので、それを利用した。● USBメモリを Macbook(new) に刺し、[アプリケーション]→[ユーティリティ]の中の「ディスクユーティリティ.app」 を起動して、刺したUSBメモリを選び、[消去]アイコンをクリックする。後でターミナル.appからも消去することになるが念のため。
● 消去のダイアログで、フォーマットを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」にして、USBメモリの名前を分かりやすい英文名(後でターミナル.appで利用する)に変えておく。この例では「mac1010」のままにしている。[消去]ボタンをクリックする。
「OS X Yosemite インストール.app」をUSBメモリに書き込む
[アプリケーション]フォルダに追加されている「OS X Yosemite インストール.app」をUSBメモリに書き込む。● USBメモリを刺したまま、[アプリケーション]→[ユーティリティ]の中の「ターミナル.app」を起動し、次のコマンドをコピー & ペーストして、[return]キーを押す。なお、文字列の「mac1010」部分は、USBメモリの名前になる。
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/mac1010 --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app
● パスワードを要求されるので、 Macbook(new) のログインパスワードを入力し、[return]キーを押す。なお、入力パスワードは画面に表示されない。
● 次にUSBメモリの内容消去の確認を要求してくるので、[Y]を入力して、[return]キーを押す。書込みが始まる。
● しばらくして、書込みが完了し、ターミナル.app が入力待ちに戻る。USBメモリの名前が、「Install OS X Yosemite」に変わる。
● USBメモリのアイコンを右クリックして、["Install OS X Yosemite"を取り出す]を選んで、USBメモリを取り出す。
Macbook(old) に Yosemite を上書きインストール
● USBメモリ「Install OS X Yosemite」を Macbook(old) に刺す。● Macbook(old) の電源キーを押し、直ぐに[option]キーを押したまま(起動ボリュームの一覧が出るまで)にする。
● 起動ボリュームの一覧から、USBメモリの「Install OS X Yosemite」を矢印キーで横に移動して選択し、[return]キーを押す。
● Macbook(old) が「Install OS X Yosemite」からブート(起動)し、「OS X ユーティリティ」のメニューが表示されるので、[OS X をインストール]をクリックする。[続ける]がアクティブになるのでクリックする。
● 「OS X インストール」が起動するので、[続ける]をクリックする。
● 「OS X インストール」の指示に従い、ソフトウェア使用許諾契約の条項に同意し、インストール先のアイコンを選択、[インストール]をクリックしてインストールが始まり、自動で再起動するなどしてインストールが進む。
● インストール終了が近くなって、互換性のないソフトウェアが表示されるので、[続ける]をクリックする。
● インストールが終了したら、USBメモリ「Install OS X Yosemite」を取り出し、Yosemite が上書きインストールされた Macbook(old) を起動して、互換性のないソフトウェアと指摘された以外のソフトも使えるか確認する。
● 「以前のJava SE 6 ランタイムをインストールする必要があります」と警告が出たら、次の「ダウンロード - Java for OS X 2017-001」のページからダウンロードしてインストールすれば、動く場合もある。
https://support.apple.com/kb/DL1572?locale=ja_JP
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