イラストレーターやデザイナーなどのクリエイティブ職にとって、新しい色の組み合わせを見つけたり、写真や画像の中から色を抽出するアプリは欠かせない。
知人のデジタル専門の絵描き(主に Windows 利用)も、その類いのアプリを複数使っていて私にいろいろ勧めてくれるが、Mac には最初から Digital Color Meterというカラーピッカーアプリが備わっている。
Digital Color Meter.app
Mac の補助的なアプリは、おおむね[アプリケーション]内の[ユーティリティ]フォルダに入っていて、Digital Color Meterも同様になる。
(ちなみに Finder.app や Dock.app、インストーラ.appなどは、[システム]→[ライブラリ]→[CoreServices]の中)
Digital Color Meter.app の使い方
● 起動すると、Mac の画面に表示されているすべての色にカーソルをあわせることで、その色情報を抽出できる。● パネルのプルダウンメニューから色の形式を選ぶことができる。
このメニューの中で、古い Mac(Mac OS X 10.6 Snow Leopard)の v3.7.2までは、16進表示などを選べたが、Mac OS X 10.7 Lion の v4.4から大きく変わって、アプリメニューの[表示]→[値を表示]から10進、16進、パーセントを切り替えるかたちになり、現在の macOS 10.15 Catalina の v5.15までほぼ変わっていない。
● ショートカットを使って、選んだ色情報をテキストで保存できる。次の例は、webデザイン用を想定し、パネルのプルダウンメニューで「ネイティブの値を表示」、アプリメニューから「16進」をそれぞれ設定ししている。
カーソルにより色を選んだ状態で[ shift ]+[ command ]+[ C ]を同時押しする。
16進数色情報がコピーされるので、エディタなどの開いた書類にペーストすれば「#」付きの16進数表示になる。
● ショートカットを使って、選んだ色情報を画像として保存できる。
色を選んだ状態で[ option]+[ command ]+[ C ]を同時押しする。
選んだ色が画像としてコピーされるので、プレビュー.app の開いた画面にペーストするか、アプリのメニューから、[ファイル]→[クリップボードから新規作成]を選ぶ。
[蛇足]このアプリの名称は、OS X 10.9 Mavericks まで「DigitalColor Meter」のように「Digital」と「Color」の間に空白はなかったが、その後は「Digital Color Meter」のように半角1文字分離れている。
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