先日、新宿のある公園を訪れたとき、土を盛り上げて一段高くなった小さな円形の花壇の周りで、小学校にまだ通っていない位の年頃でお揃いのピンクの服を着た姉妹が遊んでいた。
お姉ちゃんが、花を指差し「私この花好き!」というと、妹のほうが後に続いて「わたしも!私も!」と言う。よくある仲良し姉妹のパターン。
ひとしきり、同じことを繰り返して、お姉ちゃんのほうがちょっと飽きたのか、その場を離れ、また戻ってくると、妹のほうがある白い花を指差し、お姉ちゃんのほうへ振り向きながら「私この花が好き!」と大声で言った。するとお姉ちゃんは「あ!わたしも!私も!」と続けた。
その花は、「アネモネ」だった。
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