◎ 無料で5GBまで利用できるオンラインストレージサービス「Amazon Cloud Drive」が日本でも開始されたので、試してみたが、アップしたファイルが反映されない不具合が発生?かと思ったら…。

2012年11月23日金曜日

Mac web クラウド



11月15日、Amazon.co.jpは、無料で5GBまで利用できる「Amazon Cloud Drive」を開始した。米国Amazon.comでは2011年3月に同サービスを開始していて、今回、やっと日本のAmazon.co.jpでも利用できるようになった。

Amazon Cloud Driveの利用
すでにAmazon.co.jpのアカウントを持っている場合は、特に新たな手続きは不要で、ログインして、トップページの「Cloud Drive」(上の画像)をクリックするか、「アカウントサービス」にオンマウスして表示されるサービスの一覧の中にある「あなたのCloud Drive(右の画像)を選べば、Cloud Driveの画面に移動する。

利用規約に同意すれば、すぐに利用できる。(利用規約に同意する画面はどのタイミングで出たのかはちょっと失念)




Cloud Drive画面にはすでに「ドキュメント」、「ビデオ」、「写真」のフォルダが用意されている。もちろん新しいフォルダの追加やすでにあるフォルダの名称変更も可能。
新しいフォルダの追加は「新しいフォルダ」ボタンをクリック。フォルダ名を入力して、「フォルダを保存」ボタンをクリック。
フォルダの名称変更はフォルダアイコンの左側をチェックしておき、「その他のアクション」ボタンをプルダウンして、「名前の変更」を選ぶ。変更するフォルダ名を入力して、「名前の変更」ボタンをクリック。
このあたりの操作は、他のオンラインストレージとほぼ同じ。
早速ファイルをアップロードしようと「ファイルをアップロード」「ファイルをアップロード」ボタンをクリックしたところ、「ファイルのアップロードの準備中」画面が出て、少し待つと「Cloud Driveアプリ」の入手に関する表示が表示された。このアプリを使えば、フォルダごとアップロードできるらしいので、これを使わない手はない。

アプリを入手」ボタンをクリックして、Cloud Driveアプリをダウンロード。
ちなみにインストールするのは、Mac OS X 10.6.8。アプリの対応は、Windows Vista、Windows 7、Mac OS X 10.6、Mac OS X 10.7となっているが、後で確認などのためインストールしたMac OS X 10.8.2でも問題はなかった。
「AmazonCloudDrive.dmg」がダウンロードされるので、自動でマウントされなければ、ダブルクリックしてマウント。

「Amazon Cloud Drive.app」を「アプリケーション」にドラッグしてコピー、インストール終了。
「Amazon Cloud Drive.app」をダブルクリックで起動。Mac OS X 10.8.2の場合は、「Java SE 6」のインストールも促された。

Amazon.co.jpのアカウント(メールアドレス、パスワード)を入力して「サインイン」ボタンをクリック。

利用規約に同意して「続行」ボタンをクリック。いくつか解説画面が出るのですべて「続行」ボタンをクリック。




ファイルアップロード
「Amazon Cloud Drive.app」を起動させていれば、アップロード方法はいろいろ選べる。

(1)メニューバーの「Cloud Drive」アイコンにファイルをドラッグ。


(2)「Cloud Drive」アイコンから
アップロードウィンドウを開いておき、そこへファイルをドラッグ。





(3)ファイルを右クリック、コンテキストメニューから「サービス」→「Amazon Cloud Driveにアップロード」を選ぶ。







    …というような具合で、画像ファイルやら、テキストファイルをいくつかアップロードした。ここまで順調。
    ところが後日、
    アップロードしたファイルを確認しようと、ブラウザでAmazon.co.jpのCloud Driveにアクセスしてみると、フォルダはみな空っぽ、ファイルが一つも入っていない!
    不具合か?なにか操作をミスしたか?とちょっと焦った。
    いろいろ調べた結果
    メニューの「Cloud Drive」アイコンをプルダウンして「Cloud Driveのウェブサイトを開く」を選択して、アクセスすると、Amazon.co.jpではなく、Amazon.comに接続される。
    ここで思い出した。日本Amazonのサービスの開始まで待てなくて、数週間前にAmazon.co.jp同じアカウントでAmazon.comにサインインしていた。このときの主な目的は、AndroidタブレットLenovo A1にバンドルされていた「Kindle」を試すことだったが。
    Amazon.comに接続し、サインインすると、アップロードしたファイルがすべてここにあった。

    つまり、同じアカウントで、日本と米国の両方のCloud Driveを利用していることになる。Amazon Cloud Drive.appは日本語表示なので、Amazon.co.jpに繋がると思い込んでいたので、Amazon.comのほうになるとは!Mac OS X 10.8.2のほうでも試したが同じ結果になる。

    Cloud Driveが使えるなら、日本語でも英語でもかまわないが、日本語名のフォルダをアップすると文字化けするなどAmazon.comではやや問題がある。
    できれば、Amazon.co.jpのほうに接続したいが、Amazon Cloud Drive.appを再インストールしてもダメだった。

    Amazon.comのほうのアカウントを削除すればおそらくAmazon.co.jpのほうに接続できると思うが、米国のAmazon.comのほうが機能は豊富だし、なによりもCloud Driveと連動した「Cloud Player」が使える。現時点で日本Amazonでは、Cloud Driveと「Cloud Player」は連動していない。

    ただし、米国のAmazon.comの「Cloud Player」を使うためには、新たにクレジットカードの登録が必要。他にもiOSやAndroidのアプリとの連動などを考慮する必要があるので、今の状態でしばらく保留しておくことにした。今後どうなるか分からないが。
    米国のAmazon.comの「Cloud Player」については、また後日ご報告。
    自分と同じ状況の方がいるかもしれないので、とりあえず日本AmazonのCloud Driveのほうにファイルをアップロードする方法(ブラウザからアップ)。
    • Amazon Cloud Drive.appを終了しておく。
    • ブラウザで日本AmazonのCloud Driveに接続。
    • 「ファイルをアップロード」ボタンをクリック。
    • 「ファイルのアップロードの準備中」画面が出て、少し待つと「Cloud Driveアプリ」の入手に関する画面が表示されるので、「今後通知しない」をチェック(次回からこの画面をスキップするため)。
    • アップロード画面になる。格納先フォルダを選び、「アップロードするファイルの選択…」をクリックしてローカルのファイルを選ぶ。
    • ファイルがアップロードされる。

    日本Amazon Cloud Drive:https://www.amazon.co.jp/clouddrive/
    米国Amazon Cloud Drive:https://www.amazon.com/clouddrive/