◎ Mac OS X 10.6で利用してきた無料のウイルス対策ソフト「iAntiVirus」の開発元がいつの間にか撤退したとwebページで告知していた。

2012年5月8日火曜日

free soft Mac セキュリティ


Mac版ウイルス対策ソフトについてのまとめを書いていて、「iAntiVirus」のwebサイトを表示したところ、開発元のPC Tools社の名称は無く、代わりにSymantec社のクレジットとNortonのウイルス対策ソフトが掲載されていた。
ちょっと前にアクセスしたときはまだPC Tools社だったと思うが…。

Antivirus for Mac OS X | iAntivirus:http://www.iantivirus.com/


メッセージらしきものは、以下のみ
「The new iAntivirus for Mac is on its way.」
「Check back soon for more details.」
Google翻訳で簡易に訳すと、「Mac用の新しいiAntivirusは、その道を進んでいる」
「少ししたらここに戻って詳細を確認してください」。
Symantec社が引き継いで、開発するという意味なのか?
PC Tools社とSymantec社の関係がどうなっているのかまったく知らないので何ともいえないが。

ページのソースを表示して、メタタグの"description"を見ると、
Click here to check out iAntivirus from PC Tools. iAntivirus is a free antivirus for Mac OS X - keep your Mac running clean and fast!」とかろうじてPC Tools社の名が出てくる。
PC Tools社のwebサイトのほうも見てみたが、トップページに「iAntiVirus」の文字は見つからない。
そこで、「iAntiVirus」の設定画面を開き、画面内の”…upgrade now”のリンクから[Purchase Online]ボタンをクリックして飛ぶと、やっと以下の文章が現れるページの「http://www.iantivirus.com/eol/」へリダイレクトされた。

簡易に訳すと
重要なメッセージ:PC Tools iAntiVirus
PC Toolsは、 iAntiVirusから撤退した。新しい機能やウイルス定義の更新はなくなる。
iAntiVirusのアンインストールの方法

この[ How to uninstall PC Tools iAntiVirus ]のリンク先
http://www.pctools.com/kb/article/how-to-uninstall-pc-tools-iantivirus-492.html
を開くと、iAntiVirusのアンインストールの方法として、[アプリーケーション]フォルダから、iAntiVirusのフォルダを見つけて、ゴミ箱に移動させる…、程度の記述のみ。
PC Tools社のドメイン内に、iAntiVirus」のページが残っていることが確認できたので、「iAntiVirus site:http://www.pctools.com/」でサイト内検索をかけると、いろいろ出てきた。
トップヒットしたページ:http://www.pctools.com/forum/showthread.php?69655-PC-Tools-iAntiVirus-Officially-Retired 、位置的には、[ Home ]→[ Support ]→[ community ]の中の「PC Tools Community Forum」の項目iAntiVirus」。

これを開くと5月4日付けで以下のような記述(訳して要約)。
  • 公式に「iAntiVirus」から撤退。
  • 製品の更新や、ウイルス定義ファイルの更新の提供は廃止された。
  • Windowsプラットフォームに注力する。

いかに無料だったとはいえ、セキュリティに関わる重要な告知を、従来からの「iAntiVirus」のwebサイトのトップ(http://www.iantivirus.com/)などの目につく場所ではなく、サイト内検索してやっと出てくるような深い階層に置いているのは無責任すぎる!と感じるのは私だけだろうか。