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2012年3月25日日曜日

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◉ 古いMacで電子書籍のePubファイルをうまく表示できない場合でも中身のテキストや画像を簡単にコピーできる裏技。古いMacで電子書籍のePubファイルを扱う(その1)



古いMacで電子書籍のePubファイルを扱う(その1)

最近よく話題にあがる電子書籍だが、そのフォーマットの一つにePubがある。仕事でこのePubの内容を確認して、必要な箇所(テキスト)を転記するというケースが増えてきた。

ところが、ePubは英語圏で普及した国際標準規格なので、日本語を使ったePubを古いMacで閲覧する場合、いろいろ面倒が生じる。

日本語が文字化け
例えば、Adobe AIRのアプリ「Adobe Digital Editions.app」だが、作成した際の文字コードによるのかもしれないが、日本語が文字化けしてしまう。








ePub閲覧ソフトの動きが重すぎる
calibre.appというアプリは日本語が使えるePub作成ソフト。ePubビューワ(E-Book Viewer)の機能もあり、日本語でも文字化け無しに閲覧できるが、どうも動きが重すぎる。maxメモリが2GBの古いMacBookではちょっと辛い。

Sigil.appというebook エディターは、文字化け無しで比較的軽く動作するが、現在入手できるバージョンは、対応がMac OS X 10.6以上で、Mac OS X 10.5以下では動かない。



クイックルックのePub用プラグインが駄目
Mac OS X 10.5以上なら、プラグインの「EPUB QuickLook.qlgenerator」を入れたクイックルックで内容を確認できるはずだが、どうも環境が合わないのか、表示されない(Mac OS X 10.5とMac OS X 10.6で試した結果)。もっとも、クイックルックではテキストのコピーはできないだろうけど。



そこで、ePubの中身のテキストや画像を簡単にコピーできる裏技

ePubのファイル形式の実態は、XHTMLやCSS、画像などのファイルをまとめてzip圧縮、コンテナ化したものなので、拡張子「.epub」を「.zip」に変えて、解凍すればコンテナの中身に触れることができる。

 ただしここで問題が
このzipファイルをダブルクリックして解凍しようとすると、Mac OS付属の「アーカイブユーティリティ.app」(Mac OS X 10.5以上の場合)が立ち上がり、拡張子「.cpgz」というファイルに変えてしまう。「.cpgz」というのは、Unix系ファイルフォーマットcpioをアーカイブしたもの。

「アーカイブユーティリティ.app」は、mimetypeが「application/epub+zip」のものをzipではなくcpioと認識して圧縮してしまうためらしい。「.cpgz」をダブルクリックすると、「.cpgz」が解凍され、また「.zip」ができ上がり、これを繰り返してしまう。

Mac OS X 10.4でも、同じく「BOMArchiveHelper.app」が立ち上がり、同様の結果になる(正常に解凍できるケースもあったが)。

ちなみに「アーカイブユーティリティ.app」は、ビルドバージョンは違うが「BOMArchiveHelper.app」と同じもの。「アーカイブユーティリティ.app」のvresion.plistのProjectNameにBomArchiveHelperと記されている。このappのある場所は、いずれも「システム/ライブラリ/CoreServices」の中。

 解決法
.epubを.zipにリネームしたら、ダブルクリックせず、他の解凍ソフトにドロップして解凍する。

例えば、StuffIt Expander.appやThe Unarchiver.appなど。

もしくは、「.epub」を「.zip」ではなく、「.sit」にリネームしてダブルクリックすれば、StuffIt Expander.appが立ち上がり解凍できる。

 ePubの中身を確認
解凍されたePubのフォルダを開くと下の画像のようになる。


この中のOEBPSフォルダがコンテンツの実体
OEBPSは、「Open eBook Publication Structure」の略。
「OEBPSフォルダ」→「Text」→「Section0001.xhtml」このxhtmlをテキストエディット.appなどにドロップすれば、テキストをコピーできる。画像は、「OEBPSフォルダ」→「Images」にある。



 この記事内に登場したアプリ

Adobe Digital Editions.app:無料 Adobe AIRのアプリ

calibre.app:無料
最新版はMac OS X 10.5以上。10.4Tiger・PowerPC用、Windows用、Linux用もある。

Sigil.app:無料 ebook エディター

StuffIt Expander.app:無料
Mac OS 9 の頃は、解凍ソフトの定番。

The Unarchiver.app:無料
もしくは、Mac App Storeから(Mac OS X 10.7用)。
古いMac用は、「Older versions」から。Windows用もある。

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