WordPress の使い方の解説作りをやっている知人から、「Mac の Photoshop を使って画像を編集しているが、今まで問題なく使えていたフィルターのモザイクが突然使えなくなった」と相談された。
詳しく話しを聞くと、この知人は Photoshop は CS4 あたりの古いものを今でも使い続けているらしい。そこで直ぐにピーンときた。
Photoshop の使えないフィルタ選択の画面をスクリーンショットで送ってもらって確認した。「アーティスティック」や「スケッチ」、「テクスチャ」などがグレーアウトしていて使えない状態になっている。「モザイク」を含む「ピクセレート」も同様になっている。次の画像は、Photoshop のメニューバーの[フィルタ]から確認したもの。
これは、何かの拍子で、画像のモードが「8bit/チャンネル」ではなく、「16bit/チャンネル」や「32bit/チャンネル」になってしまったために起きる現象になる。古い Photoshop では、「8bit/チャンネル」でないと使えないフィルターが多くあり、「モザイク」を含む「ピクセレート」も同様になる。
次の画像は、メニューバーの[イメージ]→[モード]から確認したもの。「RGB カラー」、「16bit/チャンネル」になっていることが分かる。
解決策はモードを変更
前述の[イメージ]→[モード]から、値を「8bit/チャンネル」に変更すれば、「ピクセレート」を始めグレーアウトしていたフィルターがすべてつかえるようになる。また、元画像を「8bit/チャンネル」に変更するのをためらう場合は、モザイクをかける部分を選択、コピーして、8bitで新規作成した別ファイルに貼付け、モザイクをかけ、再度コピー & ペーストして元画像の同じ位置に戻す。
なお、新しい Photoshop では、「16bit/チャンネル」でも「32bit/チャンネル」でも「モザイク」はサポートされているので「8bit/チャンネル」に変更する必要はない。 次の画像は、「Photoshop 2022」を使って、画像モードの「16bit/チャンネル」を確認し、
次に「モザイク」が有効であることを確認している。
0 件のコメント:
コメントを投稿