前の投稿「◎ Rakuten WiFi Pocket の回線接続が良くないので SIM を HUAWEI の E5577 に差し替えたら大幅に改善した」
1年間無料の楽天回線と Rakuten WiFi Pocket の組み合わせで契約したが、当然ながら楽天 SIM はデータ専用ではなく通話が可能なので、スマホでも使い勝手を試してみたいが、残念なことに今持っているスマホはどれも適合しない。そこで、せめて SMS だけでもと思い試してみた。
SMS とは
念のため触れておくと、 SMSとは「Short Message Service」の略で、一般的には「ショートメール」などと呼ばれ、電話番号を宛先にしてスマホなどの端末でメッセージをやり取りするサービスになる。大手のキャリアを始め、格安 SIM でも利用することができる（SMS無しのデータ専用 SIM は除く）。
スマホ無しで SMS を PC から送受信
Windows 10 の［スマホ同期］や Mac の［メッセージ.app］を使えば、PCから SMS を送受信できるが、いずれもSMS対応の SIM が入ったスマホが必要になる。それを今回は楽天 SIM とモバイルルーター の E5577 を使い、スマホ無しでやってみた。E5577 は SMS 機能に対応した数少ない SIM フリー モバイルルーター のひとつになる。次の画像は SMS を受信したことを示すアイコンを表示した E5577 のディスプレイ。
なお、E5577 に楽天 SIM を移す手順は、前回の投稿をご覧いただきたい。
以下は、 Windows 10 の Edge を使用
● Edge で［192.168.8.1］へ移動し、管理画面を開く（表示されているURLへは自動で移動する）。
● 右上の［ログイン］をクリックして、「ログイン」ウィンドウを開き、ID とパスワードを入力（どちらもデフォルトのままなら[admin] ）、下側の青い［ログイン］ボタンをクリックする。
● ログイン状態になる（右上の［ログイン］が［ログアウト］に変わる）ので、メニューバーの［SMS］をクリックする。
● 「SMS」の送受信画面が開く。左側メニューから［受信箱］、［送信］などを選ぶと、送受信のメッセージが時系列に並ぶ。［番号］は、送受信の相手の電話番号、［内容］はメッセージの内容の一部。［日時］は送受信日時。表示されたそれぞれのメッセージの行をクリックすると詳細が表示される。
● ［新規メッセージ］の青いボタンをクリックすると、「メッセージ」ウィンドウが開くので、「受信者：」に相手の電話番号を入れ、「内容：」にメッセージを書き込み、下側の［送信］ボタンをクリックすれば、スマホなどのショートメールアプリにメッセージが届く。
次の画像は、 macOS の Google Chrome を使用した場合のSMSの「送信」画面
テストで送受信したスマホ側の SMS アプリの画像
スマホなどの端末のSMSは、最近本人確認用のSMS認証や二段階認証などにもよく利用されるが、メインで使っている電話番号を伝えて良いのか迷うケースがある。そんなとき、モバイルルーター 専用で使っている SIM の SMS が役立つかもしれない。
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