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2013年2月16日土曜日

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◎ Macで、だれにも見られたくないファイルを、専用のソフトも使わず、Macの機能だけで最も簡単に、かつ、ほぼ確実に隠せる方法



数人がデスクを並べてMacで作業している事務所の知人から質問を受けた。

要約すると、「席をたったときにMac内に保存しているプライベートなファイルを他人に見られたくないが、席を立つたびにMacをロックするのは面倒だし、かえってわざとらしい気もする。なにか方法はないか」と。

このとき、自分の知っている範囲で解決策をお伝えした。いろいろ方法はあるが、フォルダ名の先頭に「.」を付けて不可視フォルダにしてしまう方法などは、ターミナル.appからコマンドラインを扱う必要があるし、自分でもどこにおいたか分からなくなる恐れもある。専用のソフトもあるが、インストールの手間がかかるし、そのソフトを知っている人が起動させる可能性もある。

そこで、専用のソフトも使わず、Macの機能だけで最も簡単に、かつ、ほぼ確実に隠せる方法を推奨し、彼もそれを採用するという結果になった。せっかくなのでシェアすることに。

専用のソフトも使わず、
   Macの機能だけで最も簡単に、かつ、ほぼ確実に隠せる方法

この方法の有効性を確認したMacのバージョン;Mac OS X 10.4.11、10.6.8、10.8.2。

新規にフォルダを作成して、適当な名前を付け、Macアプリケーションの拡張子「.app」を付ける。例としては、「myEdit.app」などと、アプリケーションとしてありそうなネーミングにする。このフォルダは、右画像のような状態になる(Mac OS X 10.4.11の場合)。


ちなみに「.app」を付ける際に、システムからアラートが出るが無視して[追加]ボタンをクリックする。

このフォルダの振る舞いは、アプリケーションと同じになるので、ダブルクリックすると、下のようなエラーが出て、開くことはできない。また、クイックルックしても普通のフォルダのような項目数は出ない。

これを開くには、アイコン右クリックから、「パッケージの内容を表示」を選ぶ。

開いたフォルダの中にアプリケーションらしく「Contents」という名前のフォルダを新規に作る。

この「Contents」フォルダに見られたくないファイルを入れる。もちろんもっと深い階層に入れてもかまわない。そして閉じる。

これだけで、このフォルダをとりあえず他人の目から隠すことができる。Spotlightでフォルダ名を検索しても表示されない。

この偽装したフォルダのアイコンは、オリジナルアイコンが無いアプリケーションのアイコンと同じ(下画像左、Mac OS 10.4.11の場合)になるが、起動できないことを伝えるマーク(下画像右、Mac OS 10.6.8、10.8.2の場合)が付いてしまい、他のアプリケーションと並ぶと目立ってしまう。


もし、それが気になる場合は、他のアプリケーションのアイコンをコピー & ペーストする。

アイコンのコピー & ペーストの方法は
  1. コピー元のアイコンを選択しておいて、command+i、もしくは右クリックから「情報を見る」を選ぶ。
  2. 左上のアイコンをクリック、command+cでコピーし、appに偽装したフォルダのアイコンを同様にして、「情報を見る」を選ぶ。左上のアイコンをクリック、command+vでペーストする。
それらしいアイコンになる。

万が一、偽装したフォルダを開かれてしまった場合に備えて
画像では、説明の便宜上、見られたくないファイルのフォルダ名が「Secret」になっているが、「Resources」などとアプリケーションらしくしておいた方が目立ちにくい。

また、見られたくないファイルのフォルダをパスワード付きdmgにしておけば、ほぼ完璧。

パスワード付きdmgの作成方法
[アプリケーション]→[ユーティリティ]からディスクユーティリティ.appを起動。

Dockのこのアプリアイコンに、フォルダ「Secret」をドラッグ & ドロップする。

「フォルダからの新規イメージを作成」ダイアログが開くので、[暗号化:]を「256 ビット AES暗号化(安全性重視、低速)」を選び、[保存]ボタンをクリックする。

パスワードの入力を求められるので、入力する(2箇所)。なお、「パスワードをキーチェーンに保存」のチェックは外しておく。こうしておかないと、Mac OS 10.6や10.4などでは、パスワード入力を省いてダブルクリックだけでこのdmgを開いてしまう場合がある。Mac OS 10.8では、キーチェーン自体のパスワードを求められる。

[OK]ボタンをクリックすると、ファイルサイズによっては少し待たされてdmgができ上がる。元の「Secret」フォルダは削除しておく。


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2 コメント:

haya さんのコメント...

簡便な方法を教えていただき、ありがとうございます。
ところが、この「秘密.app」をネットワークサーバーなどに入れて、Windows機やブルーレイレコーダーやHDDレコーダーなどのネットワーク対応録画装置から見ると、単なるフォルダとして見えてしまい、バレバレになっちゃうんですよね?
このあたりも含めて、この記事と同じくらい簡単な方法はないものか、と思案しています。何か、その後、発見されましたでしょうか?

Tarou Sintomi さんのコメント...

hayaさんコメントありがとうございます。
サーバーに置くということですが、この記事は冒頭で書いていますように「席をたったときにMac内に保存しているプライベートなファイルを他人に見られたくない」ことへの対処法であって、サーバーはまったくの想定外です。ただ、サーバーであっても、同じくこの記事内で触れているパスワード付きdmgに入れておけば、Windowsや他のネットワーク機器からも隠すことができます。いろいろ試してみましたが、Windowsなどからも隠すとなると、dmgよりも簡単な方法はなさそうです。ファイルサーバーに関して、ファイルやフォルダごとにアクセス権の無い人には見えなくする方法、あるいは管理者である自分以外には見えなくする方法などがありますが、専門知識が必要です。