「LibreOffice」は、オープンソースのオフィススイートで、Windows、Mac、Linux などに対応する。オフィススイートの代表格である有料の「Microsoft Office」などとは違い、無料で使い続けることができる。
ただし、Mac の Mac App Store に掲載されている「LibreOffice Vanilla」は有料(2200円・Mac App Store プレビューで確認)なので注意が必要(レビューを見ると、有料化はv5.4かららしい)。私の場合、無料だった頃の「LibreOffice Vanilla」を購入・インストールしているので、最新版である「LibreOffice Vanilla 6.4.3」への更新は無償でできた。
なお、「LibreOffice Vanilla 6.4.3」は「LibreOffice 6.4.3」と機能面でほぼ同じと思われるので、無料で使いたい場合は、「LibreOffice 6.4.3」を下記のリンクからダウンロードすることになる。ただし、Windows版はインストール後そのまま日本語版になるのに対して、Mac版は、別途日本語言語パックのインストールが必要(「Vanilla」の場合は不要)になる。また、Mac 版の OS 対応はいずれも macOS 10.10(Yosemite)以上となっている。 Windows 版では、Java 実行環境(JRE)の最新バージョンが必要になる。
https://ja.libreoffice.org/(日本語)
「LibreOffice 6.4.3」のダウンロード
上記URLからダウンロードページに移動する。(1)利用するオペレーティングシステムを選ぶ。
(2)「LibreOffice 6.4.3」の本体のダウンロード。
(3)Linux へのインストールなどのヘルプと、Mac の日本語言語パックが含まれている dmg ファイルのダウンロード。
(4)「LibreOffice 6.3.6」のダウンロードが下側にある。
Mac用・日本語言語パックの適用法
● 先に LibreOffice の本体をインストール。● 別途ダウンロードした「LibreOffice_6.4.3_MacOS_x86-64_langpack_ja.dmg」をダブルクリックしてマウントする。
● マウントされた「LibreOffice Langage Pack」の中の「LibreOffice Langage Pack.app」をダブルクリックして起動する。
● もし、このとき FireVault のセキュリティ警告が出たら、[開く]ボタンをクリックする。
● 「インストールウィザード」が開くので、[インストール]ボタンをクリックする。
● 言語パックを適用する LibreOffice を選んで[インストール]ボタンをクリックする。
● 次のように表示されたら、無事に言語パックが適用されたことになる。[OK]ボタンをクリックして閉じる。
「LibreOffice」について
「LibreOffice」は、オープンソースソフトウェアの開発を行っている TDF(The Document Foundation)が配布している。現在、熟練したユーザー向けの6.4系と、安定版の6.3系の2系統がある。6.4系の最新版である前出の「LibreOffice 6.4.3」は、2020年4月16日(ベルリンの現地時間)にリリースされた。6.3系の最新版である「LibreOffice 6.3.6」は、2020年4月30日(同現地時間)にリリースされ、これが6.3系の最後のリリースになる。
次期バージョンの「LibreOffice 7.0」は、夏頃のリリースらしい。
また、インストールした「LibreOffice 6.4.3」の詳細バージョンは、Windows 、Mac ともに「6.4.3.2」、「Vanilla」は「6.4.3.5」。
QR コードジェネレーター機能
「LibreOffice 6.4.3」に追加された機能で、Windows 版、Mac 版(含む Vanilla)ともに利用できる。● QR コードジェネレーター機能を利用できるソフトは、以下の4つ
Writer (文書ドキュメントソフト・Wordに相当)
Calc (表計算ドキュメントソフト・Excelに相当)
Impress (プレゼンテーションソフト・PowerPointに相当)
Draw (図形描画ソフト・OpenOffice系のみにあるソフト)
● Windows 版、Mac 版ともに利用方法は同じ。上記の4つのソフトのどれかを開き、QRコードを挿入する位置を決め、メニューの[挿入] → [オブジェクト]→ [QRコード]を選ぶ。
● 「QRコード生成(QR Code Jenerator)」画面が開くので、次のように設定する。
(1)URLやテキストを入力する。
(2)誤り訂正レベルの選択。QRコードが破損したときの回復用。訂正能力は上から下へ高くなるが、その分コードが重くなる。普通は「Medium」が多く使われる。
(3)QRコードの余白部分のサイズを決める。
● 設定が決まったら[OK]ボタンをクリックする。
● QRコードが指定の位置にでき上がる。スマホのQRコード読取り機能などで内容を確認する。
● 作り直しや、削除する場合は、QRコードを選択し、Windows 版は「Back space」キーを押し、Mac 版は「Delete」キーを押して消す。
※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
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