◎ Photoshop の psd ファイルをネットでやり取りするため、「簡単に軽くする方法」を試してみた

新型コロナの影響で、在宅ワーカーが増えている昨今だが、自分は、だいぶ前から運動不足が気になり毎日体重計の針の動きに一喜一憂する在宅ワーカーのプロを自認している。

最近、自宅のネット接続のスピードが落ちていて（在宅ワーカー増加の影響か？）、ネット経由でやり取りするファイルの重さのほうが体重よりも気がかりになってきた。特にファイルサイズが大きい psd ファイル添付のメール送信では、送信進捗パラメータを眺めながらハラハラする場面が増えてきた。

そこで、よく言われる  " psd ファイルを簡単に軽くする方法 " にどれほど効果があるのか実際に試してみることにした。

psd ファイルを簡単に軽くする方法
「白で塗りつぶしたレイヤーを最上位に追加して保存する」

レイヤー解説画像の白塗りつぶしレイヤー（表示）は、便宜上透明度78%にしている。

サンプル（１）

レイヤーが１つだけの sample11.psd にレイヤーを追加し、白で塗りつぶして保存したケース。
元のpsdの見た目

 

各psdのファイルサイズ

● 元の sample11.psd （ファイルサイズ 782 KB）

● 白のレイヤーを追加、非表示の
sample12.psd （ファイルサイズ 796 KB）

 

● 白のレイヤーを追加、表示の  
sample13.psd （ファイルサイズ 426 KB）

 

サンプル（２）

レイヤーが２つの sample21.psd にレイヤーを追加し、白で塗りつぶして保存したケース。
元のpsdの見た目

各psdのファイルサイズ

● 元の sample21.psd （ファイルサイズ 802 KB）

 

● 白のレイヤーを追加、非表示の
sample22.psd （ファイルサイズ 793 KB）

 

● 白のレイヤーを追加、表示の
sample23.psd （ファイルサイズ 436 KB）

 

とりあえずの結論

白のレイヤーを追加、非表示にした場合、サンプル（２）では、やや小さくなっているものの、サンプル（１）では、逆にファイルサイズが少し大きくなっていて、軽量効果ははっきりしない。

一方、白のレイヤーを追加、表示にした場合は、2つのサンプルとも54% ほどのサイズで明きらかに軽量化されている。これを相手が開くと白い絵が表示されるだけだが、白のレイヤーを非表示にして利用するように伝えておけば問題ないので、非力な通信環境に限らず利用してみる価値はある。