日本語版 Windows 10 のメモ帳のデフォルトの文字コードが、「May 2019 Update」で、Shift_JIS から UTF-8 に変わった(英語版では、ANSI から UTF-8)ので、メモ帳で作成したテキストファイルをファイルサーバーなどにアップする際の文字化けのイライラが減り、作業効率も少しだけアップした。
その反面、コマンドプロンプトで、メモ帳で作成したバッチファイルを表示させると、逆に日本語部分が文字化けしてしまうことに最近気がついた。
この文字化けは、コマンドプロンプトのデフォルトの文字コードが Shift_JISであることに起因するので、この文字コードを変更することにした。
文字化けの再現サンプル
コマンドプロンプトのショーカットとバッチファイルをデスクトップに置いた。コマンドプロンプトのショーカットを右クリックから、[プロパティ]→[ショーカット]から[作業フォルダー]の内容を削除。
バッチファイルは、メモ帳で新規作成、内容を次のように記述し、名称を「sample.bat」として保存した。
コマンドプロンプトをショーカットのダブルクリックで起動し、「sample.bat」と入力してEnter を押すと、sample.bat の echo を実行し、次のように文字化けが起きる。
文字化けに対処
コマンドプロンプトで、次のように入力し、Enter を押して実行すると、文字コードが UTF-8 に変わる(画面上側に「Active code page: 65001」と表示)。chcp 65001
UTF-8 に変更した状態で、再度、「sample.bat」と入力してEnter を押すと、正しく日本語が表示される。
コマンドプロンプトを終了すると、Shift_JIS に戻る。コマンドプロンプトを終了せず、UTF-8 の状態から、Shift_JIS に戻すには、次のように入力して、Enter を押す。
chcp 932
同様に、文字コードを EUC-JP にするには、次のように入力して、Enter を押す。
chcp 20932
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