前回は、
「◎ 外出時に、無料の公衆 Wi-Fi(無線LAN)サービスを安全に利用するため VPN Gate を利用してみた[Mac編]」
についてポストしたが、今回はその[Windows編]になる。
「無料の公衆 Wi-Fi(無線LAN)サービス」や「 VPN 」、「VPN Gate(学術実験プロジェクト)」についての簡単な解説は、上のリンクから[Mac編]を参照していただきたい。
Mac では、OS に標準で入っている「L2TP/IPsec VPN クライアント」を使用して「 VPN Gate 」を利用させていただいた。Windows にも「L2TP/IPsec VPN クライアント」が付属しているので、同様に簡単な接続が可能だが、SSL-VPN に対応した「SoftEther VPN」が利用できるので、こちらにした。
「SoftEther VPN」では、「L2TP/IPsec」と比べて
次のような違いがある
● アプリケーションのデータをHTTPのパケットに入れてカプセル化し、SSL で暗号化。● VPN Gate 中継サーバーの一覧が表示できる。
● HTTP プロキシに対応。
● SOCKS プロキシに対応。
● 真正な SSL 利用による厳しいファイヤウォールの通過。
● 国家レベルのファイヤウォールの通過に最適化。
● クライアントソフトが OS に標準で付属していないので、ダウンロード、インストールが必要。
Windows から「SoftEther VPN(SSL VPN)クライアント」を使って、VPN Gate を利用してみた
インストール
● 次のリンクから、ダウンロードページに移動する。https://www.vpngate.net/ja/download.aspx
● 赤で示した部分をクリックして「 SoftEther VPN Client + VPN Gate Plug-in 」(フリーウェア)をダウンロードする。
● ダウンロードしたzipファイルを右クリックから、「すべて展開…」を選び、展開する。
● 展開されたフォルダを開き、ファイルの「 vpngate-cliant- ………….exe 」をダブルクリックする。
● セットアップウィザードが起動するので、[次へ]ボタンをクリックする。
● 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれるので、[ はい ]ボタンをクリックする。
● 「インストールするソフトウェアの選択」画面では「SoftEther VPN Client」を選択し、[次へ]ボタンをクリックする。
● 「使用許諾契約書」画面になるので、「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れ、[次へ]ボタンをクリックする。
● 「重要事項説明書」画面になる。[次へ]ボタンをクリックする。
● 「インストール先ディレクトリ」の画面になる。インストール先を決め、[次へ]ボタンをクリックする。
● 「インストール準備の完了」画面になる。[次へ]ボタンをクリックするとインストールが始まる。
● インストールが開始され少しして、セットアップが終了する。
「SoftEther VPN クライアント接続マネージャを起動します」にチェックを入れたまま、[完了]ボタンをクリックする。画面が閉じた後に接続マネージャが自動起動する。
または、チェックを入れずに[完了]ボタンをクリックして完了し、デスクトップなど作られたアプリのアイコンをダブルクリックする。
接続
● 「SoftEther VPN クライアント接続マネージャ」が起動するので、「VPN Gate 公開 VPN 中継サーバー」をダブルクリックする。
● 「VPN Gate サービスコントロールパネル」が開く。ボランティアとして実験に参加するのでなければ、そのまま[ OK ]ボタンをクリックする。
● 「VPN Gate 公開 VPN 中継サーバー一覧」が開く。
● 参加前の注意「VPN 通信が禁止されている国・地域では VPN Gate を使用しないでください。」が表示される場合は、[同意する] ボタンをクリックする(必要なら「今後このメッセージを表示しない」にチェックを入れてからクリックする)。
● 「VPN Gate 公開 VPN 中継サーバー一覧」から中継サーバーをクリックして選ぶ。右下の[選択した VPN サーバーに接続]ボタンが利用可能になるのでクリックする。
● 「接続に使用する VPN プロトコルの選択」画面になる。推奨される「TCP を使用」にチェックを入れ、[ OK ]ボタンをクリック。
● 接続が開始され、次のように表示されれば、VPN 通信接続が完了する。仮想 LAN カード " VPN "に IP アドレスが割り当てられる。[閉じる ]ボタンをクリックして、閉じる。
● うまく接続できない場合や、接続が切断されたときは、他の中継サーバーを選び直して、同様に繰り返す。
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