◎[Windows 、macOS など]Outlook.com でメールエイリアスを使用する

2021年6月10日木曜日

macOS Windows メールエイリアス

Outlook.comのメールエイリアスイメージ

Outlook.com のメールエイリアスとは
メールエイリアスとは、Outlook.com のアカウントに関連付けられている追加のメールアドレスになる。 前回投稿の「iCloudのメールエイリアス」と同様にプライマリのメールアドレスを隠す目的で使うことができるが、使えるエイリアスの数は、iCloud の3個に対して10個(エイリアス用電話番号も含む)と多い。

 

以下は、Outlook.com のメールエイリアスでできて、iCloudのメールエイリアスではできない。
  • プライマリだけでなく、エイリアスのいずれからも同じパスワードを使用して Outlook.com のアカウントにサインインできる。
  • プライマリだけでなく、エイリアスのいずれもメールの送信元にすることができる。
  • プライマリをエイリアスの中から選んで変更できる。

 

Outlook.com のメールエイリアスの作成

ブラウザで次のurl(Microsoft アカウントへのサインイン)を開く。
 https://account.live.com/AddAssocId

 

メールアドレス入力、パスワード入力、2段階認証、セキュリティキーの使用などでサインインする。
Microsoft サインイン

 

エイリアスの追加」画面になるので、新しい Outlook.com メールアドレスを作成して、それをエイリアスとして追加する。もしくは、既存のメールアドレスをエイリアスとして追加する。
「エイリアスの追加」画面

 

メールアドレスは、アルファベットと数字、記号は、「.(ドット)」、「_(アンダースコア)」、「/(ダッシュ)」、「-(ハイフン)」のみが使える。なお、先頭文字を数字にするのは不可。 @以降は、現在「outlook.jp」と「outlook.com」を選ぶことができる。
「エイリアスの追加」画面 @以降

 

追加するメールアドレスが決まったら[エイリアスの追加]をクリックする。

 

文字数の少ないものはほとんど取得されてしまっていて、赤い文字でその旨の警告が出て利用できないことが多い。その場合は、数字、記号を組み合わせてやや長めにする。
得されてしまっている旨の警告

 

再入力し、[エイリアスの追加]をクリックして、警告が出なければ、メールアドレス(エイリアス)の一覧に追加される。この一覧の各エイリアスの右側リンクから、削除や、プライマリの変更も可能。
メールアドレス(エイリアス)の一覧画面

 

同様にして10個(エイリアス用電話番号も含めて)まで追加できるが、いちどきに10個の作成は無理らしい。

メールアドレスを続けて数個追加しようとして、次の警告が出てしまったことがある。これは「エイリアスは週に2回まで変更できる(削除なども含め)」というルールがあるためらしいので、少し時間をあけるしかない。
頻度制限

 

エイリアスの数が増えたとき、セキュリティ強化のため、エイリアスを選び、サインインに使えないようにすることも可能。一覧の下側の[サインイン設定を変更する]をクリックして次へ進む。
[サインイン設定を変更する]をクリック

 

サインイン設定」の画面が開くので、サインインに使えないようにするメールアドレスのチェックを外して[保存]をクリックする。
サインイン設定

 

エイリアス宛のメールをフォルダーに自動で振り分ける

複数のエイリアス宛のメールが増えて確認しづらくなったときは、メールフォルダを作り、着信時にエイリアス毎に振り分けると利便性良く使うことができる。

 

ブラウザで Outlook.com のメール画面を表示し、「新しいメッセージ」の下の「フォルダー」を下にスクロールし、[新しいフォルダー]をクリックしてフォルダーを追加し、名前を付けておく。便宜上、名前は「●●●7」にしている。
[新しいフォルダー]をクリック

 

上部の[設定](ギアアイコン)をクリックする。ブラウザの横サイズが小さすぎると、ギアアイコンが表示されないので、三点リーダ型のアイコンをクリックして、その下側に表示される[設定]をクリックする。
[設定](ギアアイコン)をクリック

 

設定」画面が表示されるので、最下段の[Outlook のすべての設定を表示]をクリックする。
Outlook のすべての設定を表示

 

すべての「設定」画面が表示されるので、左側から[メール]→[ルール]を選び、「+新しいルールを追加」をクリックする。
新しいルールを追加

 

ルール」の画面が開くので、①に新しいルールの名前を入れる。サンプルでは「●●●7@outlook.jp」にしている。
新しいルールの名前を入れる

 

②の「条件を追加」では、[条件を選択してください]をクリックして選択項目を表示し、[宛先]を選ぶ。
条件を選択してください

 

[条件を選択してください]の欄が[宛先]に変わり、その右側に入力欄が追加されるので、「●●●7@outlook.jp」と入力する。
条件を選択

 

③の「アクションを追加」では、[アクションを選択してください]をクリックして選択項目を表示し、[指定の場所に移動]を選ぶ。
アクションを選択

 

[アクションを選択してください]の欄が[指定の場所に移動]に変わるので、その右側に[フォルダーを選択]が追加されるので、それをクリック、プルダウンして、先に作成しておいたフォルダーの「●●●7」を選ぶ。
指定の場所に移動

 

ルールのすべての用件を満たすと、下側の[保存]がアクティブになるので、クリックしてルールの作成を完了する。
ルール作成完了

 

試しに別のデバイスから、エイリアスの「●●●7@outlook.jp」へメールを2通送信してみた。受信した「●●●7@outlook.jp」宛のメールが「●●●7」フォルダーに自動で振り分けられていることが分かる。
エイリアスへメール送信テスト