◎ 少し前になるが、Windows 7 ノートに Internet Explorer 10 自動配布の無効化ツールキットを入れてみた。

2013年5月13日月曜日

PC ブラウザ



仕事上、 Internet Explorer(以下 IE)の振る舞いをチェックするため、Windows OSの各バージョンごとにIEのバージョンを変えて入れてある。

Windows XP ノートに、IE 7
Windows Vista ノートに、IE 8
Windows 7 ノートに、IE 9
Windows 8 ノートに、IE 10

ところが、Windows 7のIE 9を、IE 10にする自動アップデート(自動配布)が始まってしまった。
今しばらくは、Windows 7のIE を9のままにしておきたいので、自動更新されては困る。

いずれのWindows ノートも、更新の適用は手動にしているつもりだが、なぜか勝手に自動更新、再起動してしまうことがあった(自分の設定の仕方に問題があるのだろうけど)。

そんな事情で、Windows7 ノートには、自動配布の無効化ツールキットを入れておくことにした。


自動配布の無効化ツール「Blocker Toolkit」の概要
  • 「Blocker Toolkit」は、ユーザーによる、Microsoft ダウンロード センターまたは外部メディアからの IE 10の手動インストールすることを妨げることはない。
  • IE 8や IE 9への更新をブロックしている場合でも、IE 10用の「Blocker Toolkit」を入れてブロックする必要がある。IE 8、IE 9、IE 10の自動配布のブロック/ブロック解除に使用するレジストリ キーはそれぞれ異なるため。

自動配布の無効化ツール「Blocker Toolkit」インストール手順
マイクロソフト公式ダウンロード センターから Internet Explorer 10 自動配布の無効化ツールキット をダウンロードする。

 ツールキット「IE10_BlockerToolkit.EXE(自己展開形式のキャビネットファイル)」をダウンロードしたところで、そのまま[実行] または [開く] を選択する。もしくは、ダウンロードしたIE10_BlockerToolkit.EXEをダブルクリックして展開する。

なお、「IE10_BlockerToolkit.EXE」を開く際にセキュリティ警告が出るので、「実行」をクリックする。

次に、エンドユーザー ライセンス契約を受諾(YESを選択)する。

 [Browse…] をクリックして、展開されるファイルの保存場所を指定し、「OK」をクリックする。展開されるファイルは、IE10_Blocker.cmd (コマンドスクリプトファイル)など4つ。

 管理者特権でコマンド プロンプトを起動する。
[スタート] → [すべてのプログラム] → [アクセサリ] から [コマンドプロンプト(cmd.exe)]を右クリック、「管理者として実行」を選ぶ 。

 起動したコマンド プロンプトのカレントディレクトリは、通常の起動の場合、ユーザーホームになるが、「管理者として実行」の場合は、「C:¥windows¥system32」になる。

 4つのファイルを展開、保存したディレクトリ(フォルダ)に移動(変更)する。自分の場合、ユーザーホームに保存したので、「cd C:¥Users¥(ユーザー名)」と打ち込み、[ enter ]キーを押して移動する。

保存したディレクトリの打ち込みが面倒な場合、エクスプローラから、保存したファイル(IE10_Blocker.cmd)を選択し、右クリックして、[プロパティ]を選ぶ。
プロパティの[場所]からパスを選択してコピー、 コマンドプロンプトのプロンプト位置で右クリックから [ 貼り付け] でペーストする。
カーソル移動で文字列の先頭に移動して、「cd」+ 半角スペース を入力、「cd C:¥Users¥(ユーザー名)」と整形して、[ enter ]キーを押して移動する。

「IE10_Blocker.cmd /B」と打ち込み、IE10_Blocker.cmdを実行する。

「Blocking deployment of Internet Explorer 10 on the local machine
この操作を正しく終了しました。」という確認メッセージが表示されたら完了。コマンドプロンプトを閉じる。

余談だが、Mac と比べると、どうもWindowsの更新は、分かりづらい。OS 用の更新のWindows Updateと、マイクロソフトのアプリケーションを対象にした Microsoft Updateとで、時々勘違いする。慣れれば問題ないのだろうけど。

「Windows OS Update」、「アプリケーション Update」とでも表記してくれれば、助かるのだが。